私の中にあと二人いる②【完】


「ここだ…入るぞ。」


「うん。」


恭也が襖を開けた。


「おぉー、来たか。」


「久しぶりね。元気にしてた?」


「おっ、その子が蛍ちゃんか~?」


えっ…!? 誰?


本当に恭也の家族!?
あっ、でも似てるかも…


恭也が私を座布団の上に座らせた。