私の中にあと二人いる②【完】


「すみません~

それ、僕の帽子です!!」


相手は僕の声を聞いて、こっちを見た。


「えっと…これ、お姉さんの?」


男は不思議そうに僕に帽子を見せてきた。


「はい、ありがとうございます!!」


僕は笑顔で男に向かって言った。


「あっ、じゃあこれで…」


男は僕に笑顔でそう言って…


僕から離れようとしたから…