私の中にあと二人いる②【完】


焦点が合ってない目で…


ひたすら、俺を倒そうと…

身体が動いているように、俺は感じた。


なんなんだよ、こいつら…


いくら、殴って倒しても立ち上がってくる…


まるで、誰かに操られている感じだ…




俺がそう思った、その時…


「もういいよ、お前ら…帰れ。」


俺の後ろから、声が聞こえた。