私の中にあと二人いる②【完】


「恭也…私ね…

一度、覇王の倉庫に連れて行かれたの…

怖かった…

でも、なんとか逃げ出せたの…

恭也…」



僕は蛍の真似をした。


フフフッ…どうなるかな~?


僕は、そのまま恭也の顔に近づいて…
キスを待っていたら…


「ありがとうな…遥、蛍を助けてくれて」


恭也は笑顔で僕に言ってきた。