「でさ、俺のこと助けようとして彼女が俺を道路じゃない道に押したんだ…」




「うん。」




「それで、俺なんかを助けたから意識不明の状態で今も意識が戻ってないんだ。オレがよそ見してなければ、彼女は…今も笑っていられたのにっ…」





「玲央。そんなことあったなんて全然知らなかった。でも、なんで俺に相談しないんだよ!?」





「ごめんな。お前に心配かけられなくて…」




「なんだよ、それ!俺は全部話してきたのに!」


なんでなんだよ!
コイツは…1人で抱え込んでカッコつけてなにしてんだよ…!




「ほんとにごめん。竣。これからは全部話すよ、でもさ、俺ってほんとにカッコ悪いよな、、、彼女も守れなくて…親友にはなんにも話さないしさ。」




そんなことねぇよ。




「そんなことねぇよ!お前はカッコイイよ!だってさ、俺の相談にも乗ってくれたし、今でも彼女のことずっと思って…辛いのにずっと笑顔でさ…」




あぁ…。
俺、何言ってんだろ…
こんなこと言ったら俺が玲央のこと好きみたいじゃんか、