死神と吸血鬼を好むようになった人間の過程

「かまぼこ板みたいなのじゃなくて、もっとちゃんとした木で彫らないからだ」

と、能天気な父に説教されてしまった。

さすがに、反論できない。


こうして、授業で使うより前に、私は彫刻刀で怪我をしてしまったのであった。