「かまぼこ板みたいなのじゃなくて、もっとちゃんとした木で彫らないからだ」 と、能天気な父に説教されてしまった。 さすがに、反論できない。 こうして、授業で使うより前に、私は彫刻刀で怪我をしてしまったのであった。