草書体やら、名前も知らない芸術的な書き方の作品も多い中、楷書体の下手くそな一作品。 私はその作品を睨んだ。 自分の両眼から発せられる炎によって、作品が焼けてしまうことを望むかのように。 が、願いも虚しく、文化祭が終わるまで、その作品は展示され続けたのであった。