死神と吸血鬼を好むようになった人間の過程

加えて、点滴も未経験だったため、頭の中では、無数の『恐れ』という名の小人が、慌しく駆け回っているようだった。



身体に少々の問題を抱えていたため、度々血液検査をしていた母の腕が脳裏に蘇る。

腕の関節付近に貼られた、四角い絆創膏。


その絆創膏は、私にとって恐怖を植え付けさせられるもの以外、何者でもなかった。