六月のとある日曜日、私は予定があった。



というのも、私が通っていた高校は、『○○検定』を積極的に受けるよう、生徒に言い聞かせていたのだ。

もともと検定好きで、中学時代から英検等を受けていた私は、すっかりその気になってしまった。


受検を決意したのは、数学検定(以下、数検)である。