死神と吸血鬼を好むようになった人間の過程

けれども、翌朝、両ふくらはぎのうち右足に貼った湿布が行方不明になっていた。

どこか布団に紛れ込んでいるのだろう、と私は楽観的に考えていた。


が、昼になり、母が言った。

「パジャマに湿布が張り付いたまま洗濯したから、溶けた」

確かに、後で見た所、『とろけるチーズ』ならぬ『とろける湿布』状態になっていた。