しかし、今思い返してみれば、『怪盗うさ子X』こそが、死神を好むようになった要素の一つなのかもしれない。 人間をあの世へ連れ去る死神。 人間を自分の国へさらって行く『怪盗うさ子X』。 ――似ている。 死神好きになったのは、中一の頃だったのか、と考えた。