薬剤師さんの名前は 『松浦 藍』さんだった。 翔『やっぱり……。』 藍『久し振りね。』 翔『あぁ……。』 藍『言ってなかったっけ? 私、薬剤師なのよ。』 翔『昔、俺と同じ美容師だって 言ってたよ。』 藍『そんな嘘もついたっけかな? 今じゃ懐かしいね。 私、今結婚を前提にお付き合い してる人がいるの。 翔の幸せも祈ってるからね。』 嫌味にも思えるほどの作り笑いを 向けながら薬の説明をし始めた