翔くんの車に乗ろうとした時 一番観たくないものが 目に入ってしまった。 僕と同じ学校の奴ら みんな僕が苦しい顔をすると 高笑いするんだ。 思い出したくない。 辛い、怖い、痛い。 心が苦しい。 涼『オェ…っ、ゲボッ…っ』 翔『大丈夫か!?』 慌てて背中をさする翔。 涼『ふぇえ…、えぇっ、』 涙が止まらないよっ。 苦しいよ、息ができないよ。 翔『ほら、水飲め。』 涼『うん…っ、』 口に含んだ。少し落着いた。