「え…どうしたの?急に。
 清水となんかあった?
 それとも凛になんか言われた?」

「そういうとこ。
 雅也くんの優しいところ。私、大好き」

「カァァァァァ~。
 いや、俺、優しくないよ…」

ふふ。真っ赤。

多分…いや絶対私も真っ赤だけど。

「お付き合いしてくださいますか?…」

「うん。よろしくお願いします」

「こちらこそ、よろしくお願いします」

やった!
良かった~。

もう断られちゃうかと思った。

気がつくとすでに自宅前。

「じゃあ、おやすみ」

「うん、おやすみ」


よ~し、頑張るぞ!!