「あ、あった!」

ジョンの餌を見つけ、すぐさまレジに向かう。

「ごめんね?付き合わせちゃって」

「いいよ。この後予定ないし」

「ありがとう」

帰り道。

そういえば、こうして雅也くんと
二人で歩くのは始めてかも。


言うなら今だよね……?

「あの…話したいことあるんだけどさ…」

「ん?なに?」

「わ…私とお付き合いしてください…!」

「…………へ」

ポカーンとする雅也くん。
瞬きさえもしていない。

「え…、今なんて…」

え///

もっかい言うの…?

「私とお付き合いしてください…」

最後らへんは緊張のあまり
声が小さくなっていってしまった。