一瞬だけど、めいとのツーショット
を雅也に渡すか迷ってしまった。
何てことだぁ～…
雅也は…めいが好きなのに…
でも、待てよ。
もし、めいが隼人くんを選んだら…
いやいや、でもまだ決まった訳じゃない。
その瞬間、昔の恋のライバルから言われた
言葉が頭をよぎる。
『ライバルに情けは無用』
情けは無用…か。
こんなことを今思い出すなんて…
やっぱり雅也の事…好きなんだ。うち。
でも、
まだ様子見の段階、段階。
焦らず、ゆっくりと。
けど、まさかあんな結果になるなんて
この段階では思ってもいなかった。
～華凛said終わり～
