「お前がloveの方で好きだ」


「あの…私持ってるよ」

そう言い、鞄からトランプを出す。

「な…なんでめいが持ってんの?」

驚く隼人。

「えへへ。
 なんか鞄に入ってるのをさっき見つけて…」

「へぇ~」

「ま、トランプもあったし、やろ!」

結さんがはりきっていった。

「で、最下位の二人は…」

二人は…?

「ポッキーゲームね♪」

え…

「ちょ、結姉。
 それはさっきダメだって言ったろ」

「いいじゃない、雅也。
 誰が最下位なのかはわからないし♪」

「でも…」

「無駄だよ、雅也くん(笑)
 言い出したら聞かない子だから。
 それはよくわかってるだろ」

龍さんが言った。

「……」