なんでそんな悲しそうな顔をするのぉ~?
悲しいのはこっちだよ!
…ヒック…なんで…ヒックなんでぇ~?
「だから、ごめんな」
「ヤダヤダ!別れない!」
あ~
うちってこんなときでもわがままなんだ。
嫌われちゃうのも無理ないのかな。
でも…でも別れたくないよぉ~!!
「ちゃっとまってろ」
そう言ってどっかへ行ってしまった。
ヒック…ヒック…
ズー…ヒック
過呼吸になりそう…ヒック
ピト
「ひゃぁぁあ!」
冷たっ!…ヒック
「ほら、これ飲め」
渡されたのは…オレンジジュース。
クー。
と、かかれた表紙をじっと見つめる。
そのあとも、何回も叫んだ。
理由も聞いた。
けど『好きなやつができた』しか言わない。
消灯時間が迫ってきた頃、挂斗が
送っていく。
といったが、うちは1人になりたいと
言って、挂斗を先に帰らせた。
~華凛said終わり~
