「でも、さすがにバス使わずに山を登るのは きついね…」 小川さんが言った。 ちょうど広い商店街みたいな所に着いた。 「ちょっと休憩しよっか」 雅也くんが振り向いて言った。 雅也くんも少し汗をかいているのか、 顔が光っている。 「じゃあ、10分ぐらいとるからトイレ 行くなり、アイス買うなり、好きにしてー」 雅也くんの一言で、みんなそれぞれ動き出す。 「めい、アイス買お~アイス~」 「うん、そうだね!」 それにしても、暑い。 今はちょうど昼過ぎだから、ピークだ。