すんなり屋上にこれた

セキュリティが甘いところでよかった

あと数㎝前に進めば死ぬ

やっと死ねる

あたしは死ぬのが恐かった

ただの臆病者

今までのあたしの人生ってなんだったんだろう

もう少しだけ相手にされたかっただけなのに

話しかければ返事がある

そんな当たり前の事をしたかっただけなのに

あたしには…それすらもいけないことみたい

キ「そろそろ逝こうかな…なんてね」

母さんはあたしに笑ってろって言った

だから今までで一番の笑顔で

あたしはそこからジャンプした

キ「じゃあバイバイ…また会おうね」

キ「なんて…言ってみたり…ね」

あたしは落ちながらそんなことを言っていた