それからのことは覚えてなくて、
聞こえてたのは知夏の泣く声…

自分で歩けてたかは分からなくて、きっと兄ちゃんが連れてきてくれたんだと思う。

「朔望っ!やだぁ!!さくほぉ!!」


ごめんな…知夏…

約束守れなくて…ごめんな…