「俺は、女なんてどうでもよかった。

でも、裕璃と会ってこいつなら

信じてもいいかもって思ったんです。

だから、遊びではありません。

信じてくれませんか?」

雄くん、優しそうでよかった。

安心だな。

早く裕璃の病気も治ったらいいのに

「瑠樹くーん。」

うわっ!

裕璃が後ろから抱き締めてきた。

ビックリするだろ。

てか、彼氏の顔見てみろよ。

眉間にしわができてるじゃん。

「裕璃、ダメよ。驚かしたら。

彼氏くんの顔を見てみなさい。」

「あっ、ふふふ、ごめんなさい。

お兄ちゃんを驚かそうと思って。」

…え?お、お兄ちゃん?

「お兄ちゃんって呼んだ?」