男 「うわぁあああ」

夜 「五月蝿い。死ね」

ザシュ

どんどん斬っていく

憎き長州浪士を

あれが最後の一人か・・・

男 「お、お助けぇ」

なんて情けないんだろう

グイッ

相手の胸ぐらを掴んだ

夜 「ねぇ、高杉晋作はどこ?」

男 「し、知らない!」

夜 「あっそ」

ザシュ

斬る斬る斬る斬る

私の手は血に染まる

どうしてこんなことになった?

答えはただ1つ

私・・・私達が大切な人を作ったから

私達が好きになるものは全て消えていく

・・・もう、大切は作らない・・・

ふっ

私は悲しく笑った

夜 「あっ!やば」

氷那汰との待ち合わせ忘れてた!

私はダッシュで向った

そして今

タタタタタタ

今屋根の上を走っている

なぜかって?

なんか「壬生浪士組」に追われているから

ん・・・?壬生浪士組?

夜 「氷那汰、壬生浪士組って聞き覚えがあるんだけど・・・」

那 「あぁ、新選組になるだろ」

あぁ!壬生浪士組から新選組になるもんね

(ドンッ)

夜 「ぷぁっ!」

前にいた氷那汰にぶつかった

ん〜?何かデジャヴ・・・

夜 「氷那汰?」

那 「・・・まり・・・」

夜 「ん?」

那 「行き止まりだ・・・」

え!?マジですか

ダダダダダダ

向こうから走ってくる音聞こえるし・・・

那 「戦うしかないか・・・」

夜 「だね・・・」

私達は屋根から降りた

土 「観念したか?」

黒髪ポニーテイル

那 「なわけねーだろ」

沖 「そっちは?」

長身、茶髪が私に聞いてくる

夜 「誰が諦めるか」

茶髪と黒髪がムカついたようで

土 「おい総司そっちを頼むぞこっちは俺が殺る」

沖 「当たり前です」

こっちに向かってかかってきた

キィーン

刃と刃がぶつかり合う音がする

私が茶髪がやっていると

いきなりちっこいやつが刀を投げてきた

間一髪でよけたものの

夜 「キャ!?」

前のめりになってしまった

そしてすかさず茶髪が峰打ちをしてきた

那 「氷夜罹!」

ドッ

夜 「ウッ・・・」

そして私は意識を手放した