オーディション当日。

いよいよこの日がやってきた。

まわりは、やっぱりみんな可愛い。
募集した人は、総勢1200人。
そのなかから書類審査を勝ち抜けたのが500人だった。
私は、その中に入ることができた。

「緊張しますよね、やっぱり」
隣にいた子が話しかけてきた。
「私、西條エイカっていいます、よろしくね」
その子は、ロングヘアーの背の高いものすごく可愛い子だった。

「こちらこそ。私は、麗奈っていいます。」
「麗奈ちゃんね!二人とも受かるといいね!」