「おい、葵………………。」


「な、なんでしょう?」


「…………す、スカートめくれてる。」


へ?
すかーとめくれてる?

スカート?



ふと見ると私の太ももがガッツリあらわになっている。



「い、いやぁぁぁぁぁあ!」



恥ずかしい。
ありえない!

「そんな叫ぶな!」


下田先輩がかなり笑っている。



「うぅ……………………」



恥ずかしくて死にそう。



「ほら、見てないから。早く横おいで。」


そういって横をポンポンされる。


私は顔を伏せながら
先輩の横にチョコンと座った。



………………。
先輩はミルクティーを飲んでる。


「せ、先輩……お昼……それだけですか?」


「ん?」


視線が絡まる。


「い、いゃ…………あの……」


「ミルクティー飲む?」


「な、な、な!!」


それは!
関節キスになってしまう。


「飲む?」


ミルクティーを差し出される。


「い、いいです!!」


「いいの?」


「いいです!!………………その……お昼それだけかなって思っただけです!」


「あー、お昼ねー……まぁなくてもいいかなって(笑)」


ニコッて笑う先輩。