明里や希葵が産まれる少し前に遡る。二人の結婚式の事

「知希…見て!知希の選んでくれたドレス!」

「ああ。口開けろ」

口を開けるとコロンと何かが入る。あの時からお気に入りのはちみつ味の飴だ。

「ドレスも似合ってる」

「飴…!緊張解けそう!」

「大丈夫....お前は俺の嫁だから堂々と胸を張ればいい」

「ありがとう!」

ピースをするとピースをし返す知希

「新郎…そろそろお時間です」

「いってらしゃい…知希さん」

ニコッと笑顔を見せると嬉しそうな顔をする。

ちゅっと頬にキスをして

「行ってきます....明菜さん」

二人で顔を見て笑い合う


今日私達は結婚します。

「新婦…そろそろお時間ですよ」

「ありがとう」

「新婦入場」

その司会の声とともに私はお父さんと一緒にバージンロードを歩く。

知希の所まで行くと

牧師さんが話し出す

「新郎…知希。貴方はいかなる時も妻明菜を愛することを誓いますか?」

「はい」

「新婦…明菜。貴方はいかなる時も夫知希を愛することを誓いますか?」

「はい」

「それでは誓いのキスを」


耳打ちをされる

「ピースして俺の横に合わせて」

言われた通りにすると星の下の方ができた。

「いつか星を完成させような」

「うん!」

そう言って羽のような軽いキスをどちらからともなくした。


_________結婚おめでとう。私達




結婚式も甘い甘い


________はちみつの味でした。