「今日はありがとう…♪」


結局、僕はあの後マイコちゃんを家に送る


「あ…良かったらさ…家に寄っていかない?」


断ろうかと思った


だけど…


……きちんと話さないと…


僕はその誘いを受ける


「ちょっと待ってて!お茶用意するからさ!」


マイコちゃんの部屋…


きちんと整理されていて、良い香りがする…


甘い香り…


……ん?


棚にあるDVDに目を奪われる


何だろう…


これ、Vシネマってヤツだ


◯◯抗争とか、◯△戦争とか…


「あ…気になる?それ」


マイコちゃんが紅茶を持ってきた…


お菓子もある…


「ヒト…お姉ちゃんが好きでさ…一緒に観てる内に私もハマっちゃって…」


「そ…そうなんだ…」


変わった趣味だな…


「私ね…両親いないの」


…?


そんな話…聞いた事無い


「いるのはお姉ちゃんだけ…まあ、お姉ちゃんは私にとって大切な人なんだけどね…」


「へぇ…お姉さん…」


「あ、紅茶飲んで?熱いから気をつけてね」


ミルクティー…僕は口にする


甘い…


「……」


僕の飲む姿をジッと見てくるマイコちゃん


「ど…どうしたの?」


「…あ、いや、味どうかなって」


「あ…普通に甘いよ…美味しい…」


「……それは、良かったわ♪」


……?何だ…?


とにかく…なんとか話を切り出さないと…!!


しかし、会話のペースは終始マイコちゃんのペース


「お姉ちゃんしかいなかったから…私ね…家族とか…特にお兄さんとか弟に凄く憧れてたの…」



「そう…なんだ…」




…なんか…体が…だるい…


「なんて言えば良いのかな…男の人に憧れてて…それもあったからなのかな…レンジ君を好きになったの…」


「う…うん…しょ…そーなんだ…」



なんか…体が…おかしい…!


「………♪」


ニヤリと笑うマイコちゃん


「紅茶…甘かったでしょ?…フフ♪」


こうちゃ…紅…茶…


「…私の…唇も甘いかな…♪」


マイコちゃんが…抱きついて…


だけど…抵抗出来ない


まさか…この紅茶…


「私ね…もう…決めてたの……今日、処女を捨てるって…!」


「は…え?」


マイコちゃんは立ち上がる


「な…!!」


マイコちゃんが…服を…脱ぎ始めてる!


「ちょっと…まだ仮りであって…」


「……女の子がここまでしてるんだよ?」


ブラジャー姿で抱きついてくるマイコちゃん


うぅ…!!


柔らかい…!!


「私は、レンジ君なら何されても構わない…全部あげるつもり…何でもしてあげる」


……こ…こんなの……こんなの!!


「ね…?だから…」


マイコちゃんの唇が…


僕の唇に近付いて…





「ん!!!」