……


「あ、私コーヒー、ホットで…レンジ君は?」


「…あ…僕も同じで…」


僕とマイコちゃんは喫茶店にいる


「あ〜それと私、パフェ食べたいな!」


「良いんじゃ…ない?」


ナナちゃん…


様子がおかしかった…


僕はその事ばかり考えている


「…レンジ君?」


「…な、何?」


「はい、あーん♪」


気がつくと僕の顔の前にはパフェをすくったスプーン


「ほら!あーん♪」


「あ、…あーん…」


されるがままに、僕はパフェを食べさせてもらう


「どう?ストロベリーだよ?」


「あ…うん…美味しいよ…アハハ…♪」


「良かった!やっと笑ってくれた!」


「え?」


「だってレンジ君、さっきから難しい顔ばっかりだったから…」


……何を笑ってるんだ…僕は…


このままじゃ……


ダメだ…


「まぁ、そりゃそうだよね?恋愛なんて初めてなわけだし……まぁ私も同じだけど」


同じ…


マイコちゃんも初めてなのか…


いや…そうじゃない!


なんとか断らないと…!


「あ…私、お手洗い行ってくるね!ごめんね?」


マイコちゃんは席を立つ


その時、携帯のメールの着信音


「…マコ姉ぇ?」


[どこいる?]


それだけだった


…なんとかこの状況を切り抜けたい


そう思って場所とすぐに来て欲しい旨を返信する…