マイコちゃんか…


女の子で同じ歳でお友達って生き返ってからいなかったからな…


もっと仲良くなれたらいいな…♪


「どう?仲良くなれそう?」


レンジがお茶を入れながら私に聞いてくる


「うん…部長や、喜多見先輩と違って同じ歳だし…上手くやっていけそうね」


「なら良かった!」


「レンジが部活に誘ったの?マイコちゃんも」


「うん、ちょうど入ってなかったみたいだし」


…結構女の子に声掛けるんだ…レンジのヤツ


「あのキモいのも?」


「ノブ?いや…名前で呼ぼうよ…」


「だってキモいんだもん」


あんなのがお友達ってレンジも友達に恵まれないわね


普通、友達の家にいやらしい本を溜め込まないわよね


「でもさ、バスタオルで出てこないでよ…完全に勘違いされたよ…」


「うん…」


まぁ、勘違いされた方が私にとっては好都合なんだけどね


マイコちゃんはどうなのかしら?


なぜレンジと同じ部活に入ったのか…気になるわ


「さて…僕もお風呂入るかなぁ」


レンジはお風呂の支度を始める


私は部屋に戻り、任務の状況を確認する


結構、良い具合に任務は進んでる


今年の内には…いや!もっと早く終わらせないと!


「ナナ」


「んだぁーー!」


窓の外にいきなりエリさんの顔


「な…何でビックリさせる登場するのよ!」


「まぁまぁ!それは良いとして…」


窓から部屋に入ってくるエリさん


「委員会がこの地域にいるわ…」


「マジで!!?」


「えぇ…普段の生活も、任務遂行中も、
今よりも更に注意は怠らない様にね」


「うん…委員会か…」


「ま、あなたは私が訓練を施したからね…そうそう負ける事は無いわよ」


「うん…だけど、委員会だって弱いわけじゃないんでしょ?」


「まぁね…ヤツらも訓練はしてるし、一筋縄じゃいかないのは確かね」


委員会…もちろん負ける気はさらさら無いけど…


遭遇だけは避けたいわ


「あ、そうそう…これ」


エリさんは何かを私に手渡す


「…リストバンド?」


「えぇ…これを身に付けてればあなたの死神のオーラを抑制する事が出来るわ」


「……何?そんなのあんの?」


「えぇ…私達は元々力を抑制する能力があるからいらないんだけどね」


知らなかった…そんなのあるんだ


「あなたは力はそこそこ強いけど、オーラをぶちまけて歩いてるから、特別にあげるわ」


「マジで…??」


「えぇ…今のままだと委員会に見つかりやすいしね」


「そんなの…早く頂戴よ…」


「元々私達には必要無いから所持してなかったのよ…これは私の同僚が作ったのよ」


ふーん…まぁ、もらえる物はもらっとこ!


「あら…ベッドが乱れてるわね…」


「あ、今日はそのままだった」


「イヤラシイ事したの?」


ニヤニヤと笑うエリさん


「いや…してないわよ…エリさん気が速すぎだって…」


「つまんないわ…早くヤりなさいよ…」


何なんだまったく…


「あ、そうそうこれも渡しておくわ」


エリさんは小さな箱を投げる


「ん?何これ?」


極薄……ジェル?


「コンドームよ」


「な…なんて物よこすのよ!」


「生は危険だわ…中学生で孕みたくないでしょ?」


「な…生って…」


「まーホントは着けない方が男の子も女の子も気持ちいーんだけどね♪」


「こ…こんなのレンジに見つかったら大変じゃないのよ…!」


「何よ…それこそチャンスじゃないのよ…これ使ってヤりたいって言えば良いじゃない?」


なんつー発想なんだ…


「あ…あのね?私はレンジと恋人になりたいのよ…順番ってのがあるでしょ?」


「ふむ、例えば?」


エリさんがベッドに座る


「えと…夜景が綺麗な場所で告白して、遊園地とか色々な所でデートして…で、その後でしょ?そーいう行為は」


「…ションベン臭いわ…まだまだガキンチョねぇ」


「あの…一応初恋なんだけど」


「ふふ…ま、良いわ!そろそろ行くわ…しっかりね?」


そう告げるとエリさんは窓から飛び立つ


…エロから離れて欲しいわ…


まぁそりゃあさ、付き合えばいずれは…
そういう事もするだろうし…ぶっちゃけ私だってしたいわ?


好きな男の子の為だったら…ねぇ…♪


でも…やっぱり女の子は奥ゆかしくなきゃね…


まぁ…良いわ!今日は楽しかったし!早めに寝よう!


良い夢…見れると良いなぁ…