ほとんどの人が二人と同レベルのプレイヤーだった。

――エントリーはこちら――

看板だった。

「エントリーですか?」

「はい」

二人は返事をする。

「ではチップスキャナーをお見せください。大丈夫です。登録完了しました」

それから二人は町の中心に位置する広場へ向かった。

広場では、大会を控えたプレイヤーが技を競い合っていた。

目の前で繰り広げられる光景に二人は緊張と喜びを感じていた。

「ねぇ、キミ達」

後ろから女性の声がした。

振り向くと弓兵の女性と神官の男性がいた。

「戦わない?」

「あぁ、じゃあ早速」

すると、相手の神官による地の叫びで地が割れる。

サクラはダイチを抱えて空中に速歩する。

だが、二人に弓が放たれる。

サクラはダイチを地に渡し、速歩で移動する。

相手の後ろへ移動して縦一線、横へ移動して縦一線する。

「どうだ?十字撃」

この技はサクラの得意技になっていた。

「なかなかやるね。これはどうかな?天使の矢」

相手の弓兵は矢を放つ。

サクラは盾を構え、矢を防ぐ。

しかし、ダメージは盾を通じ、大きく与えた。

「うっ!?何をした……」

相手は矢を放つ前にジャッジをしてうえでの攻撃をした。

だから、大きなダメージとなってサクラに与えられた。

「サクラ、ジャッジしてたよ」

ダイチは叫んだ。

「ならこっちも同じ手で……」

そう言ってサクラは倒れてしまった。

相当のダメージだったようだ。