「ゆみ起きて」いきなり自転車から降ろされ、訳のわからない私に「行くよ」と男子が声をかけて来た。
この男子は翔太というらしい。



家出途中の私を拾ってくれたのだ。



てなわけで、私は急いで自転車から降りた。



初めて来る場所にぼーっとしていると、「ついてきて」と翔太が言う。




私は、あわててついて行った。そこにあったのは、小さなライブハウスだった。
そこには、小さなステージと観客席があった。



みゆは、ぼーっとしていた。
「あれ～見ない顔だね（笑）翔太の彼女」と元気良さそうな男子がたづねてきた。



その瞬間その男子は、頭を叩かれた。


｢ほら、怖がってるじゃないごめんなさいね｡あっ！私彩夏ていうの､翔太から話しはきいたわ。こいつ悪気はないから気にしないでね。そんな事よりギター弾けるって本当！？」とポニーテールの女の子が話してきた。