「えっと………私弾けるって言っても、まだまだぜんぜん……あっその人痛がっますけど………。」とみゆが言うと、彩夏は「あ〜こいつ気にしないで、てか、気遣わなくてもいいよ!?まだ時間あるしステージ掃除終わってるから、何か弾いてみてよ」彩夏は元気にそういいながら、客席に座った。

ゆみは、仕方なくギターを取り出した。
なんでこんな事になちゃったんだろう
そう思いながらギターを弾いた。

曲はアレンジして適当に歌った。彩夏は楽しそうに、最後まで曲を聴いていた。
気づくと彩夏だけでは数人のお客さんがみゆの曲を聴いていた。
曲が終わると拍手が巻き起こった。
びっくりしている私彩夏が叫んだ。
「ありがとう♪」そういうと次の瞬間さっき叩かれた男子と翔太が出てきた。
叩かれた男子は、ドラムのスティックを持っていて、翔太はキーボードのチューニングを始めた。
彩夏が客席を立ちステージにあがって来た。
そして奥にと私を呼んだ。