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「たのもー!!」
前言撤回。
こういう恥ずかしい行為は、やめてほしい。
いつも大きな声を出して教室のドアを音をたてて開ける。
クラスの人ももう慣れて皆笑顔で「おはよう」と返事をしてくれる。
ため息をつきながら窓側1列目で後ろから2番目の席に着くと、
また音をたてて教室のドアが開く。
「おはよ!」
莉奈にも負けない位大きな声で、
キラキラ眩しい笑顔のクラスの中心人物、
神原敬司が入ってきた。
すると敬司は私の方へ歩いてくる。
彼の席は私の席の右斜め前。
そりゃこっちにも来るよね。
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