高校2年冬…修学旅行……


僕は1人の女子を目で探していた

“もうすぐ集合時間なんだけど…


ちょっと不安になる


“風邪でもひいたのかな…”

探すけど彼女がいるはずの辺りのところを見てもやっぱりいない


“はぁ…”


諦めた。休みなんだろう…

そう思って辺りを見渡すと…いた…


杠彩(ゆずりはあや)……恋の主役…


彼女は完璧だった…


自分に合うほどの背の高さ

白い肌


スラッとした体型


クシャッとしたかわいい笑顔…


頭の先から足の先まで直球ど真ん中ストライク!


“よかった…”


彼女を一目見ただけで寒さなんて感じなくなった