部活動が終わり、回ってきた担当で体育館倉庫まで思いバレー用具を運んでいるある日のこと、同じようにバスケ用具をはこんでいた凜太郎と偶然、一緒になった。 凜太郎は、私の手から用具を奪ったあと、「重いものを運ぶのは男の仕事」無邪気に笑いながらそう言うと、そうすることが当たり前かのように手を貸してくれた。