悲しい気持ちは抑えきれなかった。

でも学校は休めない。

仕方が無いから学校へ行く。

親には付き合ってたことも何も言ってない。

毎日親に隠れて泣く。

男友達から変なこと言われる。

『浮気野郎』

と。


給食の時間、思わず泣き出してしまった。

李愛が、

『碧。
何があったか私は知らないけど、
泣きたい時は泣いていいんだよ。』

と言った。

そして、その言葉通り、碧は素直に泣いた。

思い切り泣いた。

周りなんてどうでもいい。

碧は、感情が抑えきれなくなり、思いのままに泣いて、泣いて、泣きまくった。

涙も枯れ果て、やっと給食に手をつけた。

食が進まなかったが、少し遅れて食べ終わった。