「……あのね」


好きって言って断られたらどうしよう…


怖くて言えないよ


それでも言うしかないんだよな


「マモル…聞いてくれる?」





マモルは首を傾けて俺の言葉を待った


言うしかない


「俺、マモルのことが好きなんだ」


言ってしまった


これでいいんだよな


どうせ断られてるのが目に見えている


「………」


マモルはずっと黙っている


ほら、やっぱり駄目じゃん



「マモ「それ本当?」」


え?


俺の頭の上には?マークが浮かんでいる


「…だからさっきの本当なの?」


「うん。今気づいた」


また沈黙になった


「マモ……うわっ!?」


いきなりマモルに腕を引っ張られた


いきなりすぎて目をつぶっていた


目を開けてみると


俺はマモルの胸の中にいた


「悠…やっと言ってくれたね」


俺はマモルからの言葉の意味が分からず


上を向いた


その時のマモルの顔は何だか幸せそうだった。