恋伝鳥!!!

「ヒロは、さっきまで、そこにいたんだけど…。」
「俺と戦ってたんだよ!!」
「「ひぃぃいい!!」」
叶花とめぐみが叫ぶのも分かる。
そこに立っていたのは、隼人だった。
隼人は、ヒロに殴られたらしく、手からも、鼻からも…そして口からも血が出ているように見えた…
…でも、なんで……
「ヒロ…手こずったな…。」
「日向、なんで分かるの?」
「いつものヒロなら、こんなに血を出させずにできる。それに、こいつの手についている血はヒロのだよ…。」
「えっ!?じゃ、じゃあ、ヒロはどこに!?」
私はヒロの居場所がだいたい分かっていた。
「私、行ってくる。」
「うん!!行ってらっしゃい!!」