入学式が終わり、教室にきた。


同じ中学校の人はたぶんいないだろう…。

父の転勤のため、違う県の中学校から来たためだ。


私はどちらかと言うと、友達を作るのは苦手なタイプだ。


うまく友達作れるかなぁ…。


ちょっとだけ心配。


現に今日、一言も誰とも話していない。


これはヤバい…。


別に、1人で過ごす事に抵抗はない。


でもクラスで浮くのは嫌だ。


せめて1人くらい友達が欲しい…!!




…ふと、隣を見てみた。


するとそこには…私好みの美女がいた!!

あ、あいさつしていた女の子だ。

確か…名前は…佐々木……彩花ちゃんだ!!

近くで見るとより美女度がUPしますね!!


細くて真っ直ぐでキレイな黒髪。

ロングなのが尚よし。

ちょっとつり目だけど、とってもぱっちりとしていて大きな目。

透き通ったキレイな白い肌。

小顔でとっても華奢だなぁ。


でも、1番のポイントは………!!!!


私の大好きな……………




巨乳っっ…………!!!!ってトコ……!!!!

Eカップ以上はあるな…!!!!


これはヤバい…!!!!


絶対にお友達にならなくては…!!!!!!


そう考えていたとき、巨乳美女…じゃなくて、佐々木彩花ちゃんから話しかけられた。

「こんにちは…?」


あいさつされちゃった!!

返事しなきゃ!!


「こんにちは…」


声…、小さくなっちゃった…。


こんなんじゃだめだ!!!!


巨乳美女…じゃなくて、佐々木彩花ちゃんとお友達になれない…!!!!


「あの…?どうかした…?私の顔に何か付いてる…?」


今度こそ!!大きな声で…友達…美女…美女…!!!!


思わず立ち上がり、大声で…


「柊 渚といいますっっ!!私、美女が大好きなんですっっ!!お友達になってください!!」

と言ってしまった…。

一瞬でクラス中の人たちが静かになった…。


佐々木彩花ちゃんもポカーン…としている。


………しまった!!!!

お友達になれなくなっちゃうかも…!!


柊 渚、人生最大の危機を迎えました。