家から歩いて2分。


私の幼なじみである、悠斗こと西宮悠斗君の家に着いた。


ピンポーン♪

チャイムをおす。



すると、すぐに悠斗ママが出てきた。



「彩花ちゃんおはよー♪」


「おはようございます!!」


「高校生にもなって、迎えに来てもらっちゃって悪いわね~」


「いえいえ、いつものことですから」


「ふふっ♪それもそうね!!」


「今、悠斗呼んでくるね!!」


「はい。お願いします」



お母さん同士が高校のときからの大親友で、結婚してからは家も近くなった。

だから、私と悠斗は生まれたときからずっと一緒だった。