「つ…疲れたぁ…」



「さすがにちょっととばしすぎたな」


ジェットコースター(3回連続…)にお化け屋敷…その他もろもろ。


さすがに疲れた。



「そろそろお昼にしませんか?」


「いいね!!そうしよう」


渚の提案でお昼ごはんを食べることにした。




各々好きなものを買って、食べていると
悠斗が突然…。


「そういえば今日って、翔の誕生日だよな?」


と言ってきた。



「そうなの?」



「言われてみればそうだった。すっかり忘れてた」



「何かプレゼント送りたいですね」



「そうだね!!翔君、欲しいものとかある?」



「ん~…。とくにないんだよな~」


「じゃあ、こういうのはどう?俺と、彩ちゃんと、柊ちゃんでじゃんけんをすんの。それで負けた人が翔のお願いをひとつだけなんでもきくっていう感じ。どう?」




「俺は面白そうだからいいけど…。佐々木と柊はいいの?」


「いいよ」


「私もOKです。楽しそうですね」



「それじゃあいくよ」


「「「じゃんけん…ぽんっ」」」



「よし!!」


「勝ちました♪」


「あー!!負けた~!!」



まさかの一発負け。



「いいよ翔君。なんでもお願いどうぞ」



「これって有効期限とかある?」


「へ?」


有効期限?




「ん~、アリにするか」



「じゃあ、今は使わないでおこうかな。今度何かお願いを考えておくよ」



「えぇ~、なんか怖いんだけど…」


「大丈夫、大丈夫。変なことはお願いしないから」


そう言って不適な笑みを浮かべる翔君。



やっぱり怖いって…。