Cherry blossoms


「あっ…赤宮君、そういえばなんでこの高校選んだの?」


「…それ、言わないとダメ?」


「嫌ならいいけど…。」


「なら、今は言わない。」


「…そう。」


「紫衣那本当にありがと。」


そういい俺は紫衣那の体から手を離した。


「じゃあ…赤宮君、また今度ね。」


「また今度。」


本来なら紫衣那を家まで送っていくべきなのだろうが、きっと紫衣那のことだから車で帰る気がしたため、何も言わなかった。


それにしても紫衣那は相変わらず精神が強かった。


変わったといえば、昔はミディアムだった紫色の髪が今では、両サイドにわけ、お団子にして、それをリボンで結んでいた。


そんな姿を見て「紫衣那、すごい可愛くなったな。」とポツリと呟いた。