あの日は赤宮君と帰る約束をしていた。
赤宮君と付き合っているのだからそれくらいしても関係ないだろう…
そう思っていた。
…例え、赤宮君が私のことを好きでなくても。
放課後、私は教室で赤宮君が来るのを待っていた。
「あら紫衣那じゃない、何しているの?」
「赤宮君を待ってる。」
「ねぇ…紫衣那、色様と付き合ってるって本当?」
「…本当でも嘘でも貴方には関係ないでしょ?」
「ふーん…否定しないってことは本当なんだ。
…だとしたら、あんたなんて消してやる。」
ガラスが割れた音がしてから赤宮君が来るまでの空白…
何があったか知っているのは多分私だけなのかもしれない。
