「その後はその子が落ちた話ばかりだったよ。
優も耳にしたことはあるだろ?」
「あぁ…でもそんなに興味なかった。
で、結局その子どうなったの…?」
「『さいわい、花壇の上に落ちたから足と手を骨折しただけですんだ。』
…みたいなことをいってたかな?」
「そう…。」
「優、なんかごめんな、暗い話して。」
「気にしないで。」
「…ん、じゃあ、俺そろそろ帰るわ。」
「え…」と声を出した時にはもう色は自分の部屋へと向かっていってしまった。
だから僕はただポツリと「今のままじゃ色は…変われないと思う。」と呟いた。
