「お母様…、お見舞いに来ましたよ。」 「あ、愛姫…悪いわね…。」 「そんなことないわ…そんなことよりもお母様、今日は優兎も一緒に来てるわよ。」 「お久しぶりね、優兎君…。」 「…お久しぶりです。」 愛姫のお母様はやせ細っていて、顔も青白かった。 昔はとても元気で、見た目も愛姫みたいに美人で優しかった記憶があるので、重い病気にかかっているのだろうと察することができた。 「お母様、今日はお母様の大好きな花の写真を持ってきたわ。」 そういう愛姫の手には、桜の写真が握られていた。