色と別れてから数十分後、僕達は病院についた。
そこは最近できたばかりではないかと思うほど見た目が綺麗で広かった。
あの後、色は「病院…?」と呟いた後「なんだ、デートじゃないんだ、ふーん。」とからかってくるだけで詳しくは聞いてこなかった。
わかれる際もすんなり帰っていたし、もしかしたら察してくれたのかもしれない。
「優兎。」
愛姫に呼ばれて我に返る。
色んなことを考え過ぎて、何をしにしたのかを忘れそうになっていたようだ。
「私のお母さん、かなり弱ってるから話せるかわからないけど…それでもいいいかしら?」
僕は黙って頷く。
「…そう。なら、ついてきて。」
