Cherry blossoms

今日も何事もなく授業が終わった。


「あー、今日も疲れたな…。」


「色、お疲れ様。…にしても、不思議だわ。」


「不思議?」


色は愛姫の言葉に首を傾げる。


「そう。色はあんなにモテてるのに、今まで誰とも付き合ってない…なんて不思議に思うに決まってるじゃない。」


「そういうこと。今まで付き合ったことないのは、好きな人が…いないからに決まってる。」


「まぁ…特定の誰かと付き合わなくても女に不自由してなさそうよね。」


「いや、そうでもないけど…ってこの話はもういいだろ、帰ろうぜ。」


「あ、そうそう…」と愛姫が何かを思い出したように呟く。


「ちょっと私達用事があるから、色は先に帰ってて。」


「私達?」色がまた不思議そうに首を傾げる。


「うん、優兎と病院に行ってくるの。」