* 小3で両親は離婚──── というよりかは、母さんが俺と父さんを捨てて、若いホストのところへ行った。 元から母性本能というものはなくて 授業参観にだって 親子遠足にだって来てくれないような人だった。 だから俺も幼いながらあまり好きじゃ無かったんだけど 「これであたし楽になれる」 別れ際にそう一言残して去っていった母親に〝捨てられた〟事実を突きつけられて 傷ついたのは確かだった。 でも、 「慧也、父さんと幸せになるぞ」 そう言う父親がいたから その時は頑張れたんだと思う。