イケメン差し上げます






──────何、アレ。




あたしの目に映るのは

隣の席の女の子と仲睦まじく

レポートを仕上げている慧也。





……あんなに笑やがって。




もう、女嫌い治ったの?


……あたし、慧也の彼女でいる自信なくなっちゃったよ。









「ー!」



廊下に来ているあたしに気づく。






「お弁当!忘れてるよ!」




普通に、普段通りに。


声を張り上げる。



悟られるな、絶対。


こんな、あたしの情けない気持ち。