「え?何?」



「二度も言わねぇよ」




いや、聞こえてたけど、本当なの?



正直信じられなくって。








「ここにいていいの?」



「いいんじゃね?」





あたしの疑問に疑問形で返さないでよ!と心の中でツッコミを入れる。



本当に?本当に?



信じられない!!



自分の中でのテンションが上がりに上がって、思わず


目の前にいた慧也に抱きつく。




「……おい」



物凄い勢いで抱きつかれて、何だかちょっぴり困っていた。



……だって、嬉しいんだもん。

ま、まさか引き止めてくれるなんて思ってもいなかったから。